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白髪染めトリートメントはオススメ出来ないという話。
今ネット通販、ドラッグストアにも普通に並んでいる白髪染めトリートメント。
「10〜20分置いて流すだけで簡単」
「ダメージ無く白髪をカバーできる」
「トリートメント効果でツルッツル」
こんな感じの謳い文句で使っている人も多いようです。
僕自身お客様にも「オススメの白髪染めトリートメントってありますか?」と聞かれる事が増えてきました。
正直に申しますと。。
白髪染めトリートメント自体使って欲しくないのです。。
美容室のヘアカラーと白髪染めトリートメントの違いとは?
まずヘアカラーと白髪染めトリートメントでは、色を染める方法が全く違います。
美容室で行うヘアカラーは、髪の内部から白髪を染める物。
白髪染めトリートメントは、髪の外側をコーティングする様に色を乗せる物。
簡単に言うとこんな感じ。
美容室のカラーはキューティクルを開かせ、髪内部からたっぷりの染料で
染めていきます。
キューティクルを開かせる為ダメージはありますが、色のもちはかなり良いです。
白髪染めトリートメントは外側をコーティングしているだけなので、色のもちが良くありませんが、ダメージはしません。
しかも最近の白髪染めトリートメントは割と染まるんです。
通販番組を見て綺麗に染まっててびっくりしましたよ。。
その名の通りトリートメントなので、染め終わるとサラサラになっちゃう。
いい事尽くめじゃん。と思うかもしれないですが。
美容師的には使って欲しくない大きな理由があるのです。。
白髪染めトリートメントを使って欲しくない理由
先ほど説明したように
白髪染めトリートメントは髪の外側をコーティングします。(被膜と言ったりもします)
更に月に1回では染まりが薄い為、月に何度も白髪染めトリートメントをつける事になると思います。
そうするとコーティングが何層にも重なってしまう状態になります。
この過度に重なったコーティングが非常に厄介でして。。。
カラー剤やパーマ液を弾いてしまうのです。
場合によってはかなり余分に時間がかかってしまいますし、何より狙った仕上がりになりにくくなります。
その後のヘアスタイルの幅を狭めてしまいかねません。
基本的にバッチリ白髪をカバーしたい場合、セルフでカラーするのはとてもリスキーです。
↓被膜するとどうなるか動画にしました↓
最後に
白髪染めトリートメントに限らず、ご自身で染めるセルフカラーは美容師としてはおすすめ出来ません。
その後のヘアスタイル(カラー、パーマ、縮毛矯正など)に悪い影響を与えてしまい兼ねません。
急な用事で美容室に行ってる暇がないけど白髪を隠したい場合は、1回のシャンプーで落とせるマスカラかスプレータイプがおすすめです!
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