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ブリーチ毛パーマまとめ。髪の長さ別に細かく解説しています。
こんにちは。 当山です。
オンザコーナーにお越しのご新規様には
こちらの記事を読んでいただき
ブリーチ毛にパーマをかけたい!
と遠方から来て下さる方も多くとても嬉しいです^ ^
ただ皆様不安に思いながらご来店いただいているようです。
それはそうだと思います。他店では断られる事の方が多いですからね。
そこで今回は少しでも不安を取り除けるよう
本当にかけられるのかどうか? どういう場合がかけられないのか?
実際に長さ別にパーマをかけた例などをまとめてみました!
ではそもそも
ブリーチをしているとパーマは無理?
無理ということはなく、ダメージレベルによってはパーマかけれる事も全然あります。
このダメージレベルとは
ブリーチの回数、カラーの頻度、パーマはかけた事あるのか、コテやアイロンを使っているか、その頻度と温度設定は何度か、海やプールに行くか etc…
非常に様々な要因があります。
更に言うと、元々の髪の強度によっても変わってくるのでまさに千差万別です。
そのためブリーチ毛=パーマかけられない
とは一概には言い切れないのです。
パーマ可能かどうかチェックする方法。
僕は必ずカウンセリング時にパーマ可能かチェックしています。
まず毛束を一本取り、毛先をよく濡らし
濡れている部分を指にピタッと巻きつけて
このように反発して元に戻ろうすればパーマかかります。
逆に
反発せずにそのまま指に巻きついてしまう場合。
この状態だとダメージレベルが高くパーマはかかりません。
このチェック方法はご自分でも簡単に出来るので、気になる方は試してみて下さい。
このチェックでどれくらい切ればパーマがかかるのかも正確にわかります。
例えば
赤のポイントから毛先は巻きついたままだけど、根元側は反発して戻ろうとする。
この場合はポイントからカットすればパーマをかけられるようになります。
この時の戻る力が強ければ強いほど髪の余力は大きいと言うことになるので、強いカールでかける事も出来ます。
ゆっくり戻る程度だと強いカールは難しいですね。
実際にブリーチ毛にパーマをかけてみる。ショートの場合。
実際にブリーチ毛にかけた実例を解説すると
こちらのお客様の場合、ブリーチの回数は2回以上。
1本1本の毛はとてもしっかりしている強い髪です。
青線より下がブリーチしている部分。ほぼ全体がブリーチされていますね。
赤線より下がダメージレベルが高くパーマがかからない部分。 よく見ると他の部分より明るくなってますね。
最低でもここはカットしないとパーマかけられないのですが、ただ切れば良いと言うわけではありません。
当たり前ですが、可愛く、かっこよく、素敵にパーマをかけたいですよね。
なのでせっかく短くするので、ワンレングスのボブから、首周りを切り込んだショートボブへのスタイルチェンジをします。
こちらのお客様の場合毛量も多く、ワンレングスだとすごく重く見えてしまうんです。
実際にカットしてパーマをかけると
首周りがスッキリするとスタイルにメリハリが出て、パーマも活きてきますね。
2回以上ブリーチしていても元の髪の毛が強いと、ここまでしっかりとしたカールが出せます。
ただやはり乾くとカールがダレやすいので、ムースなどの水分を含んだスタイリング剤をつけた方が良いですね。
経験上これくらいのショートの方は、強めのパーマもかけられる事の方が多いです。
ロングの場合。
かなり長めですね。履歴は3ヶ月前にブリーチ1回。そしてデジタルパーマを1年前にかけています。
髪の毛はやや細めです。
青線より下がブリーチしている部分。 赤線より下が更にデジパーもしていた部分。
この過去のパーマ部分が実はやっかいです。。
他店でかけている場合どんな薬使ってるかわからないですし、毛先がカールしていると先程のチェックでも少しわかりにくいのです。
そういう場合は光の透け具合や触った質感などもっと細かくチェックします。
そして髪が長くなればなるほど、全体のダメージレベルの差が生じます。
過去の施術履歴にもよりますが、根元から中間、毛先に行くに従ってダメージが強くなっています。
更に紫外線の影響で表面の方が内側より傷んでいる事もあります。。
今回は黄線から下にカールをつけたいのすが赤線下と同じ薬だと、弱すぎます。
なので黄線下は赤線下に比べると少し強めの薬を使う必要があります。
前髪はもっと短い部分なので、更に強めの薬を使います。
ミディアムからロングの方には3種類以上の薬を塗り分ける事がほとんどです。
そうしないと綺麗にカール出せません。
長さはそこまで変えずに、スタイリングが楽になるような柔らかいパーマがご希望です。
実際にかけてみると
これくらいの柔らかいパーマに仕上がりました。
薬を塗り分けないと、毛先のみにカールがついたような仕上がりになっていたと思います。
更にこれ以上強くかけようとすると、手触りが悪くなりすぎてかえって扱いにくくなります。
毛先の以前かけたデジパー部も必要以上に傷めることなくパーマかける事が出来ました。
このくらいのロングのブリーチ毛の場合。あまり強いカールは作れません。
長ければ長いほど重力に負けてカールを維持できなくなるからです。
髪が細いと尚更ですね。
100%無理というわけではないですが、扱いにくくなる事が非常に多いです。
ロングの方で強くかけたいという方も多いのですが、カウンセリングで「これくらい切ればこれくらいのカールが出せる」などご提案させていただいております。
残念ながらパーマお断りしてしまったケース。
実際にご来店いただいてもお断りさせていただく事もございます。
先程の方よりも長さは短いですが、髪はかなり細め。
おそらくブリーチしていなくてもパーマかかりにくい髪質です。
毛先をよく見ると
かなり毛羽立ちが目立ちます。 指に巻きつけても戻ってきませんでした。
更に現在伸ばし中で長さを切りたくないこともあり
他県からお越しいただいて、非常に申し訳なかったのですがお断りさせていただきました。
確実に良い結果にならない場合は、お断りさせていただきます。
ただ「パーマ無理ですね」と突き放すわけではなく
どれぐらい切ればかけれるようになるかや、その後のヘアスタイルの提案。ヘアケアなどのお話は全力でさせていただいています。
どんな薬剤を使っているのか。
僕がブリーチ毛の方に使用する薬は
弱酸性のパーマ液です。
一般的なパーマ液はアルカリによってキューティクルを開かせ、髪内部に作用するものがほとんどです。
このパーマ液のアルカリが髪を傷めてしまう1つの原因。
弱酸性の薬にはアルカリが入っていないためキューティクルを開くことが出来ないのですが
ブリーチ毛の場合すでにダメージでキューティクルが開いています。
そのためアルカリが入っていなくても髪内部に浸透してパーマかける事が出来るのです。
ただ全てのブリーチ毛に弱酸性の薬を使うわけではなく、弱いアルカリの薬と部分によって塗り分ける事もあります。
なぜデジタルパーマなのか。
ブリーチ毛にパーマをかける場合100%デジタルパーマで施術しています。
理由は可能な限り薬剤でのダメージ減らしたいからです。
薬剤の強さを抑えるとパーマのかかりは弱くなります。
その分デジパーの熱の力でパーマのかかりをよくしているのです。
またデジパーの場合薬剤がクリームまたはジェル状なのも大きな理由のひとつです。(普通のパーマは液体です)
粘度がある薬剤だとダメージ部に正確に塗布することが可能。
液体だと髪の毛が薬剤を吸いすぎて、つけたくない所にもついてしまう可能性が高いです。
いかがでしたか? 少しでも参考にしていただけたらと思います^ ^
この記事に書いていない事でも、なんでもお答えしますので
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実際にブリーチ毛にパーマかけている動画