内側だけ軽くしてない?それ蓋カットになってますよ!

こんにちは。当山です。
以前書いた記事で
梳きすぎてペラペラになってしまう『セニング過多』についてお話しました。
実は他にもこの髪を梳きすぎてしまって起きている現象があります。
内側をペラペラに!蓋カット!
これも多毛な方によく起きがちです。
皆様はこんな経験ないでしょうか?
あなた「重さが気になるので内側を梳いて下さい。」
もしくは
美容師「量が多いので内側だけ軽くしますね〜」
こんな事を言ったり言われたりした事ないですか??
この内側を集中的に梳いて軽くする行為。
絶対やってはいけません!
このセニング方法は、よく多毛さんに使われがちなアプローチなのですが、
内側(ミドル、アンダーセクション)をペラペラに根元付近から軽くし、トップを重たく残し上から被せます。
そう。
まるで蓋をするかのように。
オンザコーナーではこのような状態を蓋カットと呼んでいます。
絶妙にカッコ悪いネーミングです。
しかしこの蓋カット、一見仕上がりは悪くないように思えてしまいます。
新規のお客様で蓋カットになっている方が来ても、パッと見わかりません。
実際かなりの人が蓋カットになっています。本当にめちゃくちゃ多いです。
それはつまり
頭に蓋のせてそこら辺歩いてるようなものです!キャー!恥ずかしい!
はい。
蓋カットを続けると起きる問題
蓋カットを続けていると、2つの大きなトラブルが起きます。
①ワンレングスしか出来なくなる。
トップにレイヤーを入れてしまうと、段差で内側のペラペラ部分がコンニチワしてしまいます。 そしてトップは重くしている分ギャップが強く出てしまいます。
そのため基本ワンレンしか出来なくなります。ツマンネー!
②伸ばせなくなる。
切ったばかりの時は仕上がり悪くないのですが。。。
2ヶ月くらい経つと内側の根元が伸びてきて、滅茶苦茶膨らみます。
そうなると伸びた分の毛先を切って、また前回同様根元を梳きまくるしかありません。
つまりずっとその同じ長さのまま変えられません。 ツマンネー!!
他にもパサつくのはもちろんですし、トップを重くしている為頭が大きく見えてしまいがちです。
ちなみに蓋カットされている方の毛束がこんな感じです。
毛先ペラペラですよね? これで艶なんか出るわけないっつーの!
蓋カットから脱却するには?
ここまで読んで頂けると、内側梳きたくなくなりますよね?
「でも量が多くて困ってるんですよ〜!」
とお思いのあなた! 蓋カットにしなくても髪の毛を軽くすることは可能なんです!
それは
レイヤー(段)を入れる。
そう。ワンレングスをやめてレイヤーを入れる事で梳かなくても形で軽くする事が出来ます。
これはセニング過多の記事と同様です。
つまり
多毛な方の場合、梳きすぎずレイヤーを入れて形で軽く見せる。
これがおすすめです。
ただどうしてもやりたい髪型がある場合はご相談しながら対応いたします。
最後に
オンザコーナーでは髪質、毛量、骨格に合わせて最適なカットを心がけております。
なんかいつもヘアスタイルが決まらない。
変にパサついてしまう方は1度当店にお越しください。
ご来店お待ちしております!
↓LINE@からいつでもご予約できます↓
蓋カットされていたモデルさんを可愛くする動画
2021年版ブリーチパーマ解説記事

こんにちは。当山です。
今回はオンザコーナーのコンテンツの1つである「ブリーチパーマ」について解説していきます。
以前
こちらの記事でも書いたのですが、5年前の記事という事もあり今回新たに細かく解説いたします。
このブログを読んでからご覧頂けると更に理解しやすいかと思います!
ブリーチパーマとは?
ブリーチパーマとは
ブリーチしている髪の毛にパーマをかける技術です。
ブリーチしている髪の毛にはパーマがかからない、もしくは傷みすぎてチリチリになってしまう。。
これが昔は美容師の間の常識でした。
美容師的にタブーだった
ブリーチしていて、美容師にパーマ断られた経験ありますよね?
美容師「ブリーチしている髪の毛にはパーマかけられないんですよ。」
お客様「え?そうなの?ガーン。。」
みたいな。
中にはロクに毛髪診断もせずに、断られるケースも多いようです。
美容師「パーマかけられるわけないじゃん笑」
お客様「。。。。。。」
みたいなね。
美容師じゃない一般のお客様からしたら、ブリーチしてるとパーマかけられないなんて知らないですよね?
しかし昔の美容師からしたら当たり前の事で
ブリーチ毛にパーマをかけるのは絶対NG!
というのが美容師の常識だったのです。
なぜかけられなかったのか?
ではブリーチ毛にパーマがかけられなかったか? なぜそれ程までブリーチパーマがタブーとされていたか?
1番の理由は
ダメージ
です。
ブリーチというのは美容室にあるメニューの中でトップクラスに傷む、ダメージしてしまう技術です。
そりゃ真っ黒い毛が金髪になるんだから相当傷みます。
そんなハイダメージ毛にパーマ液をつけるなんて言語道断!傷口に豆板醤塗ってるみたいなもの!
はい。
つまり更にダメージしてしまい、髪がボロボロになってしまうから。
美容師というものは、お客様の髪の毛をとても大切に思っています。
傷んでしまった髪の毛は元に戻りません。
なるべくこれ以上傷めないように、ブリーチパーマは絶対しない。 ブリーチパーマはタブーとされてきたわけです。
なぜかけられるようになったのか?
「じゃあお前は髪が傷むのを無視してブリーチパーマやってんのか?! この悪魔!」
そんな声が聞こえてきそうですが、勿論そんなわけありません。
実は今ではブリーチパーマをしても最小限のダメージに抑える事ができるようになっています。
それには3つの大きなポイントがあります。
薬剤の進化
薬剤の話の前に、<アルカリ性>と<酸性>についてお話しします。
髪の毛は通常弱酸性の状態で安定しています。
しかしアルカリに傾いた際、キューティクルが開いて膨潤するという性質があります。
そのアルカリに傾いた状態(アルカリ域)が、髪の毛が傷むポイントなのです。
そしてパーマ液は従来、アルカリ域でのみ作用することが可能でした。酸性域ではパーマかからなかったのです。
つまり昔は1度髪が傷むアルカリ域にしなければ、パーマがかけられなかった。
ただ今でもアルカリ性のパーマ液は主流ですし、そこまで傷んでいない髪の毛には普通に当店でも使っています。
しかし、ハイダメージ毛にアルカリ性のパーマを使うのはそれなりのリスクがあったのです。
薬剤の進化によって、酸性域でもパーマがかられる薬剤が登場しました。
研究者の皆様には本当に感謝です。
キューティクルを開かなくても、しっかりパーマがかかる薬剤(GMT、スピエラ等)が開発された事で、ハイダメージ毛へのパーマが可能となりました。
技術の進化
パーマの技術の面でも10年以上前と比べて格段に進化しています。
たくさんのパーマが得意な美容師がブログに書いたり、講習を開いたりSNSに載せたりと
簡単に誰でも優れた技術を共有できるようになりました。
ちなみに当店ではブリーチパーマは必ずデジタルパーマでかけるのですが、
僕がブリーチパーマをかけられるようになったのも、デジタルパーマの講習に行って先生方から学んだことがかなり大きいと思います。
経験値が増えたから
やはり経験した数は大きいと思います。
元々僕自身ブリーチパーマで集客しようとは思っていませんでした。
たまたま撮影のモデルさんにブリーチパーマをしたところ上手くいき、その事をブログにかき、それを見てくださったお客様が少しずつご来店してくれるようになったんです。
最初は数ヶ月に1回、そこから月に1回、週に1回、週に数回、多い週はほぼ毎日のようにご来店いただけるようになりました。
この沢山の経験によって、少ないダメージでパーマ可能になったり、
こういう髪の場合はパーマ出来る、もしくは出来ない。といった判断の精度が上がったと思います。
机上では出来ると思っていても、実際に経験していなければブリーチパーマは本当に難しいですし、ある程度パターンを用意していないと物事上手くいかないですよね。
これら3つがブリーチパーマが可能となった大きな要因です。
かけられる場合、かけられない場合
では実際に経験してきた僕が思うブリーチパーマがかけられる場合とかけられない場合についてご説明します。
まず
髪が短いほどかけられる可能性は高くなります。
はい。
つまりメンズのショートなんかはかなりの可能性でかけられますし、ボブや肩につかない位の長さですとほとんどかけられます!(100%ではないです)
逆にいうと髪が長くなればなるほど、かけられる可能性は下がっていきます。
例えば胸くらいのロングだと結構厳しいです!(これまた100%ではないけど!)
髪は長ければ長いほど傷んでいる事が多いですし(ブリーチしてるなら尚更)、カールも伸びやすいので結構ハードルは高いかなと。
あとは
どんな仕上がりにしたいか
これも重要な事ですよね。ただ髪が曲がってればいいわけじゃないです。
ショート寄りの髪のは結構強めのカールも可能だったりするのですが
例えばこんな感じのスパイラルとか)
ロングの場合ここまでの強いカールはほぼ無理です。(これはほぼ100%!)
以上が長さについて大体の目安のお話です。
次にパーマかけられる傷み具合について。
ご新規の方とLINEでやり取りをして、カウンセリングをしているのですがその際に、
『◯回ブリーチしてるんですがパーマかけられますか?』と良く質問を受けます。
確かに『1回なら大丈夫そう!』『3回は無理かも。。』なんて思いますよね? 勿論回数は少ない方がダメージは少ないです。
しかし
ブリーチの回数は関係ありません。
はい。
関係ないのです。なぜかというと、髪質というのは人によって全然違うからです!
細い毛、太い毛、硬め、柔らかめ、直毛、癖毛。。。
とにかく十人十色です。
更に髪の強さも人それぞれで、傷みやすい毛もあれば丈夫な毛もある。
一概にブリーチ回数で判断出来ないのです。
1番大事なのは
パーマがかかる余力がどれだけ髪の毛に残っているのか
ここが重要になってきます。
ですので、直接毛髪診断しないと確実なことは言えないのです。
実際ご来店いただいてからパーマ出来ずにお帰りになる方もいらっしゃいました。
遥々お越しいただいて本当に心苦しいのですが、無理な施術は絶対にしません。
お家でできるセルフ余力チェック方法
ではご自分でパーマかけられるかのチェック方法をお伝えします。
まず毛束を一本取り、毛先をよく濡らし
濡れている部分を指にピタッと巻きつけて
このように反発して元に戻ろうすればパーマかかります。
チェックする時のポイントはしっかり濡らす事。お風呂場で行うと良いですね
逆に
このように反発が弱かったり、くっついてしまう場合は絶対にパーマかかりません。
諦めるか、くっつく部分を全てカットする必要があります。
例えば
赤のポイントから毛先は巻きついたままだけど、根元側は反発して戻ろうとする。
この場合はポイントからカットすればパーマをかけられるようになります。
この時の戻る力が強ければ強いほど髪の余力は大きいと言うことになるので、強いカールでかける事も出来ます。
ゆっくり戻る程度だと強いカールは難しいですね。
なぜデジタルパーマなのか。
ブリーチ毛にパーマをかける場合100%デジタルパーマで施術しています。
理由は可能な限り薬剤でのダメージ減らしたいからです。
薬剤の強さを抑えるとパーマのかかりは弱くなります。
その分デジパーの熱の力でパーマのかかりをよくしているのです。
またデジパーの場合薬剤がクリームまたはジェル状なのも大きな理由のひとつです。(普通のパーマは液体です)
粘度がある薬剤だとダメージ部に正確に塗布することが可能。
液体だと髪の毛が薬剤を吸いすぎて、つけたくない所にもついてしまう可能性が高いです。
いかがでしたか? 少しでも参考にしていただけたらと思います^ ^
この記事に書いていない事でも、なんでもお答えしますので
不安な方や聞きたい事がある方は
↓LINE@からいつでもご連絡下さい!ご予約も承っております!↓
オンザコーナーのカウンセリング

こんにちは。
美容室で最初に行う「カウンセリング」。
お客様のどうなりたいか、なりたくないか、お悩み、等々。
カウンセリングはお客様、我々美容師、どちらにとっても重要です。
今回は当店の動画内でのカウンセリングをご紹介致します。
まずはモデルさんのbefore
髪質はやや癖毛、そして超多毛でございます。
次にカウンセリングの様子が
こんな感じでございます。
まずモデルさんの心の中を整理してみましょう。
モデルさんのお悩み
量が多い
↓
バッサリ切りたい
↓
短くするとボリュームが出すぎるんじゃないか不安
↓
短くしないでレイヤー入れて軽くするか、バッサリ切るかで迷ってる
こんな所でしょうか。
まず1番最初に言っていたのが、「量が多いのが気になる」という事。
バッサリ切ってしまいたい気持ちが大きいのですが、ボブにすると余計に重みが気になってしまうのでは。。? 失敗しないか不安なご様子です。
それだったら長さを残してレイヤー入れて軽くしようかな。。?
重さは気になるご様子ですね。
ここから更にカウンセリングしていき、モデルさんの心の深部を探っていきます。
1番の希望は「切りたい」という事だったんですね。インスタで最近流行っているミニボブに興味あり。
ミニボブ可愛いですもんね〜!
レイヤースタイルとミニボブどちらが扱いやすいか。
日々自分でお手入れしやすいかも大事なポイントですよね。
最終的に「ミニボブ」に決定! やっぱり切りたかったんですね〜!
カウンセリングで重要なのは、相手が本当に何を望んでいるのか感じ取る事。
最初に出てきたお悩みワードが大抵1番の重要ポイントだったりしますが、
今回のケースだと、「重さが気になるけど短くするのが怖い」という事でした。
ちなみにカウンセリング中こんなやり取りも
顎が気になる
耳にかけた時の前髪横の割れ目が気になる
人それぞれコンプレックスや不安は様々。
この辺も丁寧にどのようにすれば解消できるかを説明して、不安を取り除いていく事が大事ですね。
そして最後はこの拍手!喜んでいただけました。
合わせて実際の動画で見ていただけると、わかりやすいと思います。
是非ご覧下さい。
お顔の形に対する似合わせ論

人のお顔の形はヘアスタイルを作る上で、とても重要な要素です。
「美容室で髪を切ってもなんかしっくりこないな。。」
こういう経験1度はありますよね?
それはお客様一人ひとりに対する似合わせが出来ていない事が原因の1つです。
オンザコーナーでは
髪質に対する似合わせ
お顔に対する似合わせ
女性像に対する似合わせ
骨格に対する似合わせ
というものを基準に似合わせてを考えています。
その中で今回は顔型に対する似合わせをしていこうと思います。
お顔の形に対する似合わせ
丸顔さん
丸顔さんはお顔の横幅が強く出やすい特徴があります。
それを緩和するには縦の印象をプラスしてあげるのがベストです。
<顔まわりの対策>
前髪の量を少なくする事で、隙間からおでこが見え、縦の印象がプラスできます。
シースルーバングは相性いいです。
<全体のシルエット>
サイドのボリュームを抑えることがポイント。
このような縦長のシルエットがオススメです。
面長さん
面長は丸顔とは逆にお顔の縦幅を強調してしまいます。
<顔まわりの対策>
前髪がない場合は前髪を作る。 前髪の横幅を広げる。
横幅をひろげるというのは
こういう感じです。
ワイドバングにまでしなくても、横幅くらい1、2センチ広げるだけでもかなり横の印象がアップします。
<全体のシルエット>
I(アイ)ラインのシルエットにしてしまうと、余計に縦長に見えてしまいます。
そこで、立体的なシルエットにすることで、サイドのボリュームを増やしてあげるのがオススメ。
所謂くびれたようなスタイルです。
他にも
サイドに膨らみを見せれるマッシュなんかも似合います。
エラ張りさん
エラ張り骨格は、エラ部分を隠すようなヘアスタイルに。
こんな感じ。
輪郭が全て出るようなショートはカバーできないので、ボブくらいの長さがあった方がいいと思います。
更にプラスα!オデコの広さも重要です
様々なお顔型があるの中で、更にオデコの広さも人それぞれ違います。
お顔型+オデコで似合わせを考える必要があります。
<オデコ狭め>
狭さにもよりますが、前髪のないスタイルの方がオススメです。
オデコの狭い方が前髪を作る際、重たくなりやすいという特徴があります。
前髪を作る際には隙間が空くようにやや軽めの前髪にしてあげるのが良いでしょう。
こんな感じ。
<オデコ広め>
オデコが広い方はあまり軽くしすぎると、前髪がペラペラになりすぎて、髪が薄く見えがちです。
前髪の量を増やして厚みを出しましょう。
ある程度重さを残しつつ。前髪を作るのがベストです。
この時に注意するのは、無理に厚みを作ろうとして、サイドに落ちる部分まで切らない事。
あくまで自然にとかして前に落ちる部分を切るように。
こんな具合でオデコの広さをカバーできます。
他にもお顔型はありますが、今回はこの辺で。
他の似合わせについても今後ブログで説明させていただきます!
ご予約ご質問はこちら
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久々の多毛カット名人山ちゃんブログ【近況】

どうもこんにちは!オンザコーナー の山ちゃんです!
まだまだ世界はコロナで大変ですが、しっかり対策して毎日営業しております!
最近も相変わらず連日の動画編集に追われておりまして、、、
気付いたらめちゃ久しぶりのブログ更新になってしまいました。。。
最近はユーチューブで発信しております、多毛の方に対するカットアプローチ動画が特に大人気で、連日関東中の多毛さん達にご来店いただいております!!!感謝!
他にもたくさん多毛動画上がってます!
連日の多毛のお客様をカットしまくっているので、技術、多毛ノウハウが研ぎ澄ませててます笑
多毛でお困りの方はまずはLINEから山ちゃん宛にご相談ください!
話は変わりまして!
最近はホームページのヘアスタイルギャラリーにサロンスタイルを中心にアップしております!ぜひご覧ください!
あと!
最近は山ちゃん個人インスタグラムと、ツイッターを活性化させてますよ!
発信内容は主にサロンワークでのお客様のヘアスタイルスナップや大好きな音楽のこと、最近ハマっている怪獣ヘドラの事など、だいたい毎日更新しておりますので、宜しければぜひ!フォローお願いいたします!
これがヘドラです