Q.なぜ白髪はまとまって生えてくるのか?
髪の毛は細胞でできていて、髪の毛の生産には血液が必要です。
しかし、体の中で髪の毛の優先順位は低く、まず細胞の修復などに血液の栄養が使われます。
その後あまった血液で髪はつくられるので、栄養が不足していたり、血行不良が起こると健康な髪が生えなくなってしまうのです。
その為頭の血流が悪いところに白髪は固まりやすいとされています。
実のところ、白髪に関してはまだ解明されていない部分が非常に多いのです。
白髪に効果的と言われている食べ物
髪が黒く見えるのは、「メラニン色素」という黒い色素が入っているためです。
このメラニン色素は、体内の「チロシナーゼ」という酵素とアミノ酸「チロシン」が合わさることによって生まれます。
つまり「チロシン」は、黒い髪を作るための「色の元」となるアミノ酸。
チロシンが不足してしまえば、いくら髪が伸びても髪には色素が入ってくれず、色素の入らない髪=白髪が生まれてしまうことになります。
チロシンを多く含んでいる食品は
チーズ
魚卵(たらこ等)
ナッツ類(落花生・アーモンド等)
大豆食品
ちりめんじゃこ
鶏肉
チロシンを摂取する時の注意点
チロシンはメラニン色素を生成するアミノ酸。。。
という事はシミやソバカスの原因にもなってしまいます。
そこでチロシンを摂取するのは午後〜夜の間にしましょう。
摂取したチロシンが細胞に使われるまでには6~7時間程度かかります。
午後から夜に摂取をすればチロシンが体内で使われる頃には紫外線を浴びる心配がなく、シミやソバカスができにくくなります。
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Q.段(レイヤー)をなくすには?
段(レイヤー)とは?
ヘアデザインにおいては、髪の長さを部分的にカットして段差をつけることを言います。上部を短く、下部を長くカットすることで段差が生まれます。
レイヤーにも様々な種類があります。
しっかり目にトップや顔まわりにレイヤーを入れているスタイルや
やや控えめにレイヤーを入れているスタイルなどなど様々です。
段(レイヤー)をなくすには?
段が入っている=上の髪が短く、下の髪が長い状態。
段をなくすには上と下の髪の距離を近づける必要があります。
なので
髪型の上の髪を切らずに伸ばす。
反対に下の髪を切る。
これが絶対に必要です。最終的には髪の長さを切らなければ、段をなくす事はできません。
段(レイヤー)を入れるとどうなるか?
段を入れる事により、頭がコンパクトになります。
そして削ぎに頼りすぎることなく全体の印象を軽く見せることができます。
削ぎを最小限にする事で、パサつきを抑える事が出来ます。
更に段が生まれる事で、髪に動きが出ます。パーマや普段から巻いている方はより立体感が生まれます。
ちなみに全くレイヤーを入れないスタイルをワンレングスと言いますが、日本人の髪質だと、重たく見えてしまう事が多いです。
レイヤー関係のことを↓の記事に詳しく書いてあるのでご覧になって下さい。
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白髪染めトリートメントはオススメ出来ないという話。
今ネット通販、ドラッグストアにも普通に並んでいる白髪染めトリートメント。
「10〜20分置いて流すだけで簡単」
「ダメージ無く白髪をカバーできる」
「トリートメント効果でツルッツル」
こんな感じの謳い文句で使っている人も多いようです。
僕自身お客様にも「オススメの白髪染めトリートメントってありますか?」と聞かれる事が増えてきました。
正直に申しますと。。
白髪染めトリートメント自体使って欲しくないのです。。
美容室のヘアカラーと白髪染めトリートメントの違いとは?
まずヘアカラーと白髪染めトリートメントでは、色を染める方法が全く違います。
美容室で行うヘアカラーは、髪の内部から白髪を染める物。
白髪染めトリートメントは、髪の外側をコーティングする様に色を乗せる物。
簡単に言うとこんな感じ。
美容室のカラーはキューティクルを開かせ、髪内部からたっぷりの染料で
染めていきます。
キューティクルを開かせる為ダメージはありますが、色のもちはかなり良いです。
白髪染めトリートメントは外側をコーティングしているだけなので、色のもちが良くありませんが、ダメージはしません。
しかも最近の白髪染めトリートメントは割と染まるんです。
通販番組を見て綺麗に染まっててびっくりしましたよ。。
その名の通りトリートメントなので、染め終わるとサラサラになっちゃう。
いい事尽くめじゃん。と思うかもしれないですが。
美容師的には使って欲しくない大きな理由があるのです。。
白髪染めトリートメントを使って欲しくない理由
先ほど説明したように
白髪染めトリートメントは髪の外側をコーティングします。(被膜と言ったりもします)
更に月に1回では染まりが薄い為、月に何度も白髪染めトリートメントをつける事になると思います。
そうするとコーティングが何層にも重なってしまう状態になります。
この過度に重なったコーティングが非常に厄介でして。。。
カラー剤やパーマ液を弾いてしまうのです。
場合によってはかなり余分に時間がかかってしまいますし、何より狙った仕上がりになりにくくなります。
その後のヘアスタイルの幅を狭めてしまいかねません。
基本的にバッチリ白髪をカバーしたい場合、セルフでカラーするのはとてもリスキーです。
↓被膜するとどうなるか動画にしました↓
最後に
白髪染めトリートメントに限らず、ご自身で染めるセルフカラーは美容師としてはおすすめ出来ません。
その後のヘアスタイル(カラー、パーマ、縮毛矯正など)に悪い影響を与えてしまい兼ねません。
急な用事で美容室に行ってる暇がないけど白髪を隠したい場合は、1回のシャンプーで落とせるマスカラかスプレータイプがおすすめです!
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Q.白髪染めをするタイミングはいつから?
Q.白髪染をするタイミングはいつから?
どうしようもなく気になるなら『白髪染め』
そこまで気にならないなら『普通のカラー』が良いと思います。
普通のカラー剤に比べて白髪染めの方が、染料の量が多い。そしてブラウンが濃く入っています。
そのため白髪はよく染まりますが、カラーチェンジがしにくくなってしまいます。(明るく出来ない等)
透明感も出にくくなっているので、流行りのカラーの質感とは少し違ってきます。
1、2本くらい白髪が出てきた程度であれば普通のカラーリング。
1カ所に固まって生えてきたら白髪染めに切り替えると良いと思います。
気になる部分だけ白髪染め、他は普通のカラーリングで染める事もできるので、担当の美容師と相談してみましょう。
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エイジング毛(加齢毛)とは。そして毛粗鬆(もうそしょう)とは。
25歳はお肌の曲がり角。。。
では髪の毛の曲がり角は???
はい。髪の毛の曲がり角はだいたい40歳くらいに訪れます。早い方だと30代から。。。
では。
実際に髪の毛が曲がり角(40歳になると)を曲がるとどうなるのか?
歳を重ねると、お肌がエイジングしていくのと同じく髪もエイジングします。それを。。。
エイジング毛とか加齢毛と言います。
では。
エイジング毛が進行すると具体的にどうなるのか?
エイジング毛が進行すると以下のような事になっていきます。
1.髪がパサパサして、ツヤがなくなってきた。手触りがザラつく。
2.トップがペタッとしてボリュームが出ない。
3.パーマがかかりにくい。ダメージしやすくなった。
4.くせ毛のようなウネリが出てきた。
心当たりある方いますよね?
これらエイジング毛になってしまう最大の直接的な要因が一つあるのです!
それは。。。
毛粗鬆。(もうそしょう)
以前も記事にしましたが↓↓↓
毛髪内部のタンパク質が加齢により減少することを毛粗鬆っていうんですね。。。
先ほど述べました。エイジング毛の症状。
1.髪がパサパサして、ツヤがなくなってきた。手触りがザラつく。
2.トップがペタッとしてボリュームが出ない。
3.パーマがかかりにくい。ダメージしやすくなった。
4.くせ毛のようなウネリが出てきた。
実はこれらの要因のほとんどは毛粗鬆が原因になっています。。。
まず。
1.髪がパサパサして、ツヤがなくなってきた。手触りがザラつく。
この要因はひとつカラーリングやパーマでのケミカルダメージもありますが、毛粗鬆より毛髪内部のタンパク質、油分が減少し、毛髪内部に空洞ができ、パサつき、ツヤがなくなり、手触りが悪くなるのです。
2.トップがペタッとしてボリュームが出ない。
これは頭皮の緩みなどの要因もありますが、毛粗鬆によりハリコシがなくなってしまい、髪の毛の立ち上がりがつかずペシャンと潰れてしまいます
3.パーマがかかりにくい。ダメージしやすくなった。
そもそもパーマは毛髪内部のタンパク質に作用します。なので毛粗鬆によりタンパク質が減少した髪はパーマがかかりにくくなります。
またパーマがかかりにくいからといって、強いパーマ剤を使うと。。。髪が死にます。。。
つまりエイジング毛へのパーマ施術は慎重になります。経験上、エイジングの強い髪へのパーマはハイダメージ毛へのパーマと割と似ています。
↓↓↓こちらの記事でも説明していますが↓↓↓
濡らした状態で指に巻きつけて
クルッと戻ればパーマはかかります。
指に巻きつけて。。。
ペタッと張り付いて戻らない場合はまずかかりません。。。
縮毛矯正なども同様なので、状態に合わせた薬剤選定などが大切になってきます。
4.くせ毛のようなウネリが出てきた。
毛髪内部の空洞化により歪みを生じたりします。また加齢による毛穴の歪みにより、生えてくる毛髪自体が歪んで生え出てくるためウネリが出たりします。
頭皮のスキンケアも重要になってくるんですね!
エイジング毛、毛粗鬆の予防法
・毛髪内部のタンパク質、脂質が減少しているので、それを補うようなトリートメント、シャンプーなどを使用する。
・頭皮のスキンケアを心がける。頭皮用の化粧水や定期的にヘッドスパをするなどして頭皮環境を整える。
・食生活、ライフスタイルを改める。脂っこいジャンクな食品を避ける。バランスの良い食事を心がける。
・アルコールの取りすぎ、喫煙はマイナスです。
まとめ
ひとりひとり髪質は千差万別です。人それぞれ髪の太さも違えば、強度も違うし、もともと持っているタンパク質の量も違います。
大切なのは。。。
現状の髪の状態をしっかりと把握してひとりひとりにあったケア方法。
パーマやカラーリングをする場合はしっかりとした毛髪診断の上での施術法の選択。
ここがエイジング毛をキレイに保つカギになってきます。加齢は誰でも確実にしますし、誰でも歳をとれば、髪の毛だって歳をとります。
ただ工夫と行動、付き合い方次第で、アンチエイジング!保つことは可能だと思います。
そのためには僕たち美容師が正しい毛髪知識持つ事。そしてお客様ひとりひとりへの的確なアドバイスが出来る事が重要です。
オンザコーナーでのパーマ、カラーリングなどのケミカル施術の際には、髪の状態に合った最適な薬剤を選択しています。
また髪質やライフスタイルに合わせたホームケアのご提案もさせていただきます。
「ここ最近髪がパサつく気がする」「変なくせが出てきた」など
今までの髪質と何かしらの変化を感じて来たら、お気軽にご相談下さい。
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