渋谷へお客様の写真を見に行って来ました。

こんにちは。当山です。
こないだのお休み。
いつもお世話になっているお客様方の写真の展示を見に行ってきました。
その内の一人は以前ラジオにも急遽出てくれた「ツッチー」。
↑当時は相当暇だったのですぐ来てくれました
実は月に2回は飲みに行っている仲なのです。いつもありがとうございます。
展示している皆さんの作品、どれも素晴らしかったです。
そしてなんと。。。
こんなところに。。。ありがとうございます。でも無許可ですよ。
3月1日までやっているので、お時間ある方は是非!
多毛さんのカットアプローチ

今回は多毛のお客様へのカットアプローチを色々書いていきます!
以前アップした動画。
最近こちらの動画経由でご新規のお客様が立て続きにご来店いただいております!感謝!
多毛のお客様によく聞く失敗談としていくつか挙げますと。
1.すきバサミで梳かれすぎて毛先がスカスカになってしまった
2.内側をザクザク切りすぎてピンピンと毛が立ってしまった
3.前髪を増やしすぎて、前髪重くなりすぎた
4.癖っ毛で梳きすぎたら逆にボリューム出ちゃった
多毛の方は、毛先が軽くなりすぎて苦い思いをした経験方も多いのではないでしょうか?
また、多毛と一言で言っても髪質などは人それぞれ様々です。例えば
1.直毛、太くて硬い、多毛
2.くせ毛、太さ普通、多毛
3.直毛、細い、多毛
などなど、様々なパターンの多毛があります。
そして髪質状態によってカットの技術アプローチが変わってきます。
今回はこれまで動画にしてきた多毛さんのカットに沿って解説していこうと思います。
まずは
冒頭紹介しましたこの動画。
モデルさんの髪質は、太い、ほぼ直毛、そして毛量は。。。超多毛と言っても良いでしょう。かなり多いです。
今回は肩くらいで外ハネさせる切りっぱなしボブスタイルで行きます。
本来なら段をつけるカットの方が軽く見せやすいのですが、モデルさんとの相談で今回は段を入れずに行きました。
結構バッサリ切ります。基本的に髪の毛は、根元が一番多くて毛先になるほど軽くなって行きます。
つまりこのくらいバッサリ切りますと。。。めちゃ重くなります(笑)
乾かすと
このボリューム感。厚みが伝わりますでしょうか?
実はこれでもある程度濡れているときにスキバサミは入れた後の状態です。
個人的にはスキバサミはあまり多用しないのですが、直毛でかなり量が多い人に対しては、ザッと大まかにすきバサミを入れます。裏を返しますと、どんなに多毛であっても、癖っ毛の人に対して、スキバサミは使いません。(癖っ毛の人にすきバサミは相性が悪く、パサつきやすくなるためです。私は普通のハサミ、もしくはレザーで間引くように毛量調整します)
話がそれました。。。
ここからがドライカット。
超多毛の方はやはりある程度は根元の量感を減らないと、全体のボリュームは落ちません。。だけど根元からすきバサミでガッツリとかはイケマセン(笑)
根元は
間引くように取るべし!超多毛なのでスライスは薄めに取り、量感を見極めて、丁寧に減らして行きます。
仕上がり!いい感じに頭小さくなりましたね!
耳にかけてもこの通り。
次行ってみましょ!多毛さんいらっしゃ〜い。(三枝師匠風に)
こちら!こちらは多毛あるある。長さを伸ばして行きたいんでけど。。。軽くしたい。。。けど、すでに軽くしまくってて毛先スカスカ状態。。。
このパターン結構多くないですか?
今回はなるべく長さは切らずに、顔まわり、トップに段を入れて、なるべく梳かずににベースカットで軽くして、ピンポイントでボリュームを取る手法で行きます!
では!
ビフォアの毛先。毛先10センチほどがスカスカ状態
このケースの場合ドライカットで作って行きます
何も考えずに段を入れると取り返しのつかない事になる場合もあるので
気になるポイントは
サイドの厚み
ハチ周りのボリューム
そして耳裏のボリューム感
まずはハチ周りのボリューム退治として
顔まわりにハイレイヤーを入れます。これでハチ周りのボリュームは軽減されます。
そして全体の厚み除去
トップにも段を入れます。全体的な厚みが抑えられます。トップのみにだんを入れる事によりシルエットは変えずに厚み除去ができます
そしてここからが今回のキーポイント
耳裏のボリューム。。。
ここです。耳裏のボリューム感は、イメージとしてとても頭を大きく見せてしまうのです。
でも
もともと毛先スカスカなのでガムシャラに梳いてしまうと、より一層に裾が軽くなってしまいますので。
耳裏ピンポイントでボリュームを除去しようと思います
その方法とは?
ここの三角地帯。ここのボリュームがいらないんです。
ここのポイントを
しっかりと上に引き出して。。。
ガッツリと切り込みます。空間を開けるイメージです。真上に引き出す事によって。裾の厚みを残しつついらないボリュームをゴッソリとピンポイントで除去できるのです!!!
仕上がり
良い感じ!!!
今回のケースはとにかく元々、毛先がスカスカだったけど、長さは伸ばしたい!というワガママ。。。事だったのでこのピンポイント除去の方法論を取らせていただきました。
まだまだ行きましょう。多毛さんいらっしゃ〜い。(三枝師匠風)
今回のモデルちゃん
やっぱり毛先スカスカ(笑)多毛あるあるです。
でも、今回のモデルさんはある程度長さ切って大丈夫とのことなので
Q.なぜ白髪はまとまって生えてくるのか?

髪の毛は細胞でできていて、髪の毛の生産には血液が必要です。
しかし、体の中で髪の毛の優先順位は低く、まず細胞の修復などに血液の栄養が使われます。
その後あまった血液で髪はつくられるので、栄養が不足していたり、血行不良が起こると健康な髪が生えなくなってしまうのです。
その為頭の血流が悪いところに白髪は固まりやすいとされています。
実のところ、白髪に関してはまだ解明されていない部分が非常に多いのです。
白髪に効果的と言われている食べ物
髪が黒く見えるのは、「メラニン色素」という黒い色素が入っているためです。
このメラニン色素は、体内の「チロシナーゼ」という酵素とアミノ酸「チロシン」が合わさることによって生まれます。
つまり「チロシン」は、黒い髪を作るための「色の元」となるアミノ酸。
チロシンが不足してしまえば、いくら髪が伸びても髪には色素が入ってくれず、色素の入らない髪=白髪が生まれてしまうことになります。
チロシンを多く含んでいる食品は
チーズ
魚卵(たらこ等)
ナッツ類(落花生・アーモンド等)
大豆食品
ちりめんじゃこ
鶏肉
チロシンを摂取する時の注意点
チロシンはメラニン色素を生成するアミノ酸。。。
という事はシミやソバカスの原因にもなってしまいます。
そこでチロシンを摂取するのは午後〜夜の間にしましょう。
摂取したチロシンが細胞に使われるまでには6~7時間程度かかります。
午後から夜に摂取をすればチロシンが体内で使われる頃には紫外線を浴びる心配がなく、シミやソバカスができにくくなります。
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Q.段(レイヤー)をなくすには?

段(レイヤー)とは?
ヘアデザインにおいては、髪の長さを部分的にカットして段差をつけることを言います。上部を短く、下部を長くカットすることで段差が生まれます。
レイヤーにも様々な種類があります。
しっかり目にトップや顔まわりにレイヤーを入れているスタイルや
やや控えめにレイヤーを入れているスタイルなどなど様々です。
段(レイヤー)をなくすには?
段が入っている=上の髪が短く、下の髪が長い状態。
段をなくすには上と下の髪の距離を近づける必要があります。
なので
髪型の上の髪を切らずに伸ばす。
反対に下の髪を切る。
これが絶対に必要です。最終的には髪の長さを切らなければ、段をなくす事はできません。
段(レイヤー)を入れるとどうなるか?
段を入れる事により、頭がコンパクトになります。
そして削ぎに頼りすぎることなく全体の印象を軽く見せることができます。
削ぎを最小限にする事で、パサつきを抑える事が出来ます。
更に段が生まれる事で、髪に動きが出ます。パーマや普段から巻いている方はより立体感が生まれます。
ちなみに全くレイヤーを入れないスタイルをワンレングスと言いますが、日本人の髪質だと、重たく見えてしまう事が多いです。
レイヤー関係のことを↓の記事に詳しく書いてあるのでご覧になって下さい。
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白髪染めトリートメントはオススメ出来ないという話。

今ネット通販、ドラッグストアにも普通に並んでいる白髪染めトリートメント。
「10〜20分置いて流すだけで簡単」
「ダメージ無く白髪をカバーできる」
「トリートメント効果でツルッツル」
こんな感じの謳い文句で使っている人も多いようです。
僕自身お客様にも「オススメの白髪染めトリートメントってありますか?」と聞かれる事が増えてきました。
正直に申しますと。。
白髪染めトリートメント自体使って欲しくないのです。。
美容室のヘアカラーと白髪染めトリートメントの違いとは?
まずヘアカラーと白髪染めトリートメントでは、色を染める方法が全く違います。
美容室で行うヘアカラーは、髪の内部から白髪を染める物。
白髪染めトリートメントは、髪の外側をコーティングする様に色を乗せる物。
簡単に言うとこんな感じ。
美容室のカラーはキューティクルを開かせ、髪内部からたっぷりの染料で
染めていきます。
キューティクルを開かせる為ダメージはありますが、色のもちはかなり良いです。
白髪染めトリートメントは外側をコーティングしているだけなので、色のもちが良くありませんが、ダメージはしません。
しかも最近の白髪染めトリートメントは割と染まるんです。
通販番組を見て綺麗に染まっててびっくりしましたよ。。
その名の通りトリートメントなので、染め終わるとサラサラになっちゃう。
いい事尽くめじゃん。と思うかもしれないですが。
美容師的には使って欲しくない大きな理由があるのです。。
白髪染めトリートメントを使って欲しくない理由
先ほど説明したように
白髪染めトリートメントは髪の外側をコーティングします。(被膜と言ったりもします)
更に月に1回では染まりが薄い為、月に何度も白髪染めトリートメントをつける事になると思います。
そうするとコーティングが何層にも重なってしまう状態になります。
この過度に重なったコーティングが非常に厄介でして。。。
カラー剤やパーマ液を弾いてしまうのです。
場合によってはかなり余分に時間がかかってしまいますし、何より狙った仕上がりになりにくくなります。
その後のヘアスタイルの幅を狭めてしまいかねません。
基本的にバッチリ白髪をカバーしたい場合、セルフでカラーするのはとてもリスキーです。
↓被膜するとどうなるか動画にしました↓
最後に
白髪染めトリートメントに限らず、ご自身で染めるセルフカラーは美容師としてはおすすめ出来ません。
その後のヘアスタイル(カラー、パーマ、縮毛矯正など)に悪い影響を与えてしまい兼ねません。
急な用事で美容室に行ってる暇がないけど白髪を隠したい場合は、1回のシャンプーで落とせるマスカラかスプレータイプがおすすめです!
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