スタッフブログ
初めましての、お客様にとても多い事例と、髪の毛に段(レイヤー)を入れるということ。
(以前別のブログサイトに投稿した記事を再投稿させていただきます。)
ありがたいことに、フリーペーパーやホームページFacebookなどのSNS、に力を入れ始めてから新規のお客様のご来店が増えてきました。m(._.)m ありがとうございます。
そんな
新規のお客様に多い声
特に肩下の、ロングヘアのお客様に多い
「パサつく。ダメージが気になる。」
これよく耳にします。(・ω・)
こういった新規お客様で多いヘアスタイルの状態が…
スキバサミでけっこうハードに削がれている…
そして、
段(レイヤー)がほぼ入っていない…
このようなお客様、正直けっこう多いです…。
髪をスキバサミで削ぐということ…
削げば削ぐほど、髪の内側に短い毛が増えます。全体的な量は減っていきますが、内側に短い毛が増えます。
内側に短い毛が増えると、内側に空間ができます。
空間ができると、髪は動き出します。
それが度を越してしまうと猛烈にパサついて見え、面が汚れてツヤ感をなくすことになるのですね。
髪の削ぎすぎは、髪が汚れます。(かなり多毛のお客様にはけっこう削ぎは入れますが。入れ方には細心の注意をはらいます…)
実際、ダメージはほとんどしていないのに、削ぎすぎによるパサつきを感じている人は多いのでは?
そして段がほぼ入っていないと…
髪全体の厚みがMAX状態です。 外国人のような柔らかく、細い髪質の人は正直、コレでもカタチになりますが…
日本人の髪質は、外国人のような髪質の人は割と少ないです… 。
そこで、段を入れるカットが必要になってくると思います。
段(レイヤー)を入れるカットの必要性
軽やかな動きと適度な重さ…
段を入れると、軽くなりすぎるのではないか? と、心配されるお客様もおりますが、いわゆるAラインシルエット(裾に厚みのあるヘアスタイル) を保ったまま、段を入れることも、出来ます。
段を入れる事により、まず頭がコンパクトになります。
そして削ぎに頼りすぎることなく全体の印象を軽く見せることができます。
削ぎを最小限にする事で、パサつきを抑える事が出来ます。
重すぎないAラインシルエット。
段はパーマにも関係してくる
更にパーマをかける場合は少し段が入っていないと、動きがほとんど出ません。
「段が全く入っていない=毛先の位置が全て同じ」という事。
パーマは毛先にかけていくので、カールがほぼ全て同じ位置で動いてしまいます。
パーマかけてもあまり目立たないのです。立体感も出にくい。
ワンカールがご希望だと全く問題ないですが、ある程度動かしたいパーマをかけたいなら多少の段は必要です^ ^
段をなくすにはどうしたら良いのか?
カットしたら、思ったより軽い仕上がりになってしまった。もしくは跳ねたり癖が出やすくなった。 こういうお悩みもありますね。
段を深く入れ過ぎると、シルエットそのものが軽くなり過ぎてしまいます。
Aラインではなく「I」ラインになり、裾の厚みが無くなります。
更に上に被っていた髪が少なくなるので、抑えきれず必要以上に跳ねたりうねったりしやすくなります。
つまり残す裾の厚みを考慮して段を入れる必要があるのです。
やっぱり段入れる前のワンレングスに戻したい or もう少し裾の厚みが欲しい場合。。
レングス(裾の長さ)切るしかありません。
上の短い部分に対し、裾の長さを切って距離を縮めるしかありません。
一気に短くしたくない場合は、数ヶ月に分けて少しづつ切るので、
段の入り具合によっては結構時間がかかります。
よっぽどのことがない限り、そこまで段を入れ過ぎる事はないと思うのですが。。。
お客様の思っているイメージと美容師側のイメージがずれていると、起きてしまうミスかも知れません。
初めて行くお店だから心配という方は、ご希望のイメージに近い写真など持って行くと安心出来ますよ^ ^
実際に段を入れてカットしている動画
顔まわりにしっかり段を入れ、表面を少しだけ段を入れたカット
トップのみに段を入れたスタイルの動画
全く段を入れないでカットした動画
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骨格は人それぞれ千差万別。オンザコーナーは顧客の理解力にこだわりスタッフ教育しております。
カットの命。シルエット。フォルム。やはりベースのカットです。