ハサミ

山崎研人ブログ Aug 10 2015

今日はハサミ。

 
 
 
 
僕たちはお客様の髪の毛をカットしてヘアスタイルを作る仕事をしています。
 
 
 
 
美容師は髪の毛をカットするために、ハサミや、レザー(カミソリ)、バリカンを使ったりします。
 
 
 
 
オンザコーナーは、ハサミでカットする美容室です。
 
 
 
 
レザーで素晴らしい質感を表現する美容師さんもおりますが。
 
 
 
 
オンザコーナーはハサミのカットにこだわります。
 
 
 
 
 
 

僕のメインとして使っているハサミです。KIKUシザー5.4インチ。実は小さいくせに10万ちょいします…。スタッフ菊田をそそのかし同じの購入させました…。^ ^キミは上手くなる…。^ ^

 
 
 
 
5.4インチ。
 
 
 
 
実はけっこう小さなハサミです。
 
 
 
 
小さいシザーはとても小回りが効き、まるで指でカットしているような感覚になります。まさに手と一体化します。
 
 
 
 
コバルトという特殊で希少な鉱物、いわゆるレアアースで作られているシザーです。 コバルトシザーは加工がとても難しく、作れる職人さんは数人しかいないようです。
 
 
 
 
ちなみにKIKUシザーの代表大川さんは、あの情熱大陸からのオファーを断ったらしいです。孤高の職人ですね。
 
 
 
 
大袈裟ではなく。僕の美容人生を変えた一丁の、ハサミですね。
 
 
 
 
一般のシザーとの違いは、まず磁石に付きません。そして、とにかく硬いです。耐性が強く。あまり研がずとも長く切れます。しかしその硬さゆえに落としたらすぐカケます…。^ ^ 
 
 
 
 
最初使った時は切れ味の硬さに戸惑いました。
 
 
 
 
僕のお客様では、お気付きの方も多いと思いますが、毛量を減らす時、スキバサミをあまり使用せずこのハサミで間引くようにスキます。(多毛のお客様場合やショートヘアや、場合によりスキバサミも使用しますが。)
 
 
 
 
いわゆるゾーンカット。
 
 
 
 
スキバサミで削ぐと、削ぐ必要のないところまで削ぎすぎて。毛先ペラペラや、毛先のパサつきの原因になるため。
 
 
 
 
削ぐ必要のあるゾーンのみを見極め、普通のハサミでピンポイントで削ぐ技術です。
 
 
 
 
ひとつのオンザコーナーのウリだと思っております。
 
 
 
 
 
 

ちなみにに左がスキバサミ、右が僕のファーストシザー。ファーストシザー6インチ、今も現役で刈り上げスタイルなどで使用してます。二十歳(スタジオV時代)の時購入したので、もう16年使ってます。二丁とも光邦製。磁石には付きます…。^ ^

 
 
 
 
美容師にとってハサミはやはり特別なものです。ただの道具ではあるのですが、こだわりたくなるものです。長年使っていると愛着が湧き、不思議とカラダの一部になっていきます。ミュージシャンにとっての楽器のソレ。写真家にとってのカメラのソレにもにてるかな…?
 
 
 
 
僕的な考え。美容師の本質はやはりヘアカットにあると思います。
 
 
 
 
もっともっと勉強、練習してお客様の想いを
カタチに変えていく行くべく、オンザコーナーはカメさんのように匍匐前進がんばりますよー。
 
 
 
 
継続は力なり。
 
 
 
 
 
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心の師匠の言葉。

 
 
 
 
僕の好きなハサミの記事でした。